映画の評価と感想 - このゆずシネマブログ -

大好きな映画を観て素人感想と評価を掲載!オススメ商品などをコラムでご紹介。
観客動員数
- お願いとお知らせ -
このブログについて(初めてのご訪問の方はお読みください)
■エロ&グロ系又は出会い系のコメントやトラックバックは即刻削除いたします。
■記事の無断転載は堅くお断りさせていただきます。
■感想が良ければポチっと応援よろしくお願いします! ブログランキング
■コメントに書くまでもないが、 おお! そうそう!など感想を抱きましたら、記事右下にあります 拍手ボタンを押していただけたら嬉しいです。

映画の評価と感想 - このゆずシネマブログ - HOME

拳精 

最初から強いジャッキー・チェンも魅力 ・・・ 60点(100点満点中)

原題:拳精 製作年:1978年 製作国:香港
監督:羅維(ロー・ウェイ)
成龍(ジャッキー・チェン) 【イーロン】
ジェームズ・ティエン 【ロッチン】
リー・クン
ディーン・セキ
ワン・チン
リー・マンチン
ワン・クワンユー





「酔拳」「蛇拳」「笑拳」を過去にジャッキー・チェン主演のカンフー映画4作目にあたるこの作品はさしずめファンタジーカンフー映画ともいうべき類を見ない異色の仕上がりだ。

少林寺の寺男である一龍(イーロン)は、いつもいたずらばかりしているが、人柄のせいかみんなからは好かれる若者だ。一龍はある夜、5人の僧といっしょに大事な書物が保存してある経蔵の夜警に当った。それは「七死拳」という殺人技の極意が書かれた大切な書物だ。しかし、黒装束の曲者にその極意書はあっけなく盗まれてしまった。悪人の手に渡ったのだとしたら一大事だ。この極意に打ち勝つことができるのは「五獣拳」だけだ。その極意書は数年前にすでに紛失していた。責任をとって、管長の慧明大師をはじめ、5人の僧や一龍は、座禅を組む自戒の業に入った。その夜、少林寺にある事件が起きた。宇宙から隕石が落ちてきたのである。その日以来、夜になると、妖怪のような化物が出現し、寺の中でいたずらをはじめるようになった…。

ジャッキー・チェン演じるイーロンは悪戯好きでお調子者だが、仲間に慕われる青年という相変わらず変わり映えの無い設定である。
お馴染みの罰ゲーム的な修行も多少なりともパワーアップして描かれており、巨大な筆で写経をさせられる修行はもはや拷問に近い。その原因となるのが、珍妙な寄鍋料理で半裸のイーロンが動き回り捕らえた獲物を次から次へとパンツに突っ込み捕らえた具材は、卵を生んでいない雌鳥・カエル・魚・うなぎ・どじょう・カタツムリ・ミミズで作られている。悪友達はうまい!とかこんな鍋は初めてだ!とご満悦。とても危険そうな寄鍋料理でどうやら犬の肉を入れるのを忘れたらしい。その名も皇帝が付けた「仏が壁を飛び越える」というのだが、和尚が壁を飛び越えてきたというオチは面白い。

少林寺から盗まれた門外不出の暗殺拳法「七死拳」の教本が盗まれ、唯一対抗手段とされる拳法「五獣拳」は教本が紛失したままだが、隕石の落下衝突後に現れる5人の奇妙な精霊達から「五獣拳」を教わることになる。白塗りの顔に赤い髪の毛、白タイツの姿はファンタジーな精霊とはおよそかけ離れた異質の存在で、画面一杯に映し出された顔は正直言って気持ち悪い。年代を感じる低レベルなSFXで描かれた火花散る隕石に消えたり現れたりする精霊達。イーロンが五獣拳の精霊達を追いかける事で紛失したはずの教本が見つかることから隕石との関係は最後まで謎で終わる。

「七死拳」の教本が盗まれたからには、その使い手が現れるのは必然的であり、天下一武道会よろしく十年に一度の拳法界を治める当主の座を奪うためにロッチンなる者が現れる。ウェイシンという僧侶が殺され、その使い手の存在を伝えにきた石英風という男も殺され、少林寺内ではいったい誰が何の目的で殺したのか?と謎に包まれ石英風の体に残された手形の内出血で金剛血掌の拳を使うウェイウという僧が犯人として浮上するといったカンフー映画には珍しいサスペンス仕立てのストーリーもなかなか面白い。

ただし、ストーリーに色々と詰め込みすぎたためか、ジャッキー・チェン主演、カンフー映画の見所であった拳法の奥義を習得するまでの修行シーンが削られてしまっていて、寺男のイーロンがいつの間にか「五獣拳」の使い手になってしまうのは少々物足りない。少林寺きっての精鋭部隊である十八羅漢との下山を掛けた勝負も十八羅漢があまりにも弱すぎてトンファーを使った演出には面白さがあるが、見応えが無さすぎる。
追い打ちを掛けるようにカメラワークが雑であり酷すぎる。基本的にカンフーアクションは長回しで演出しているのだが、カメラの位置が微妙にずれただけなら許せる範囲だが、ほとんど無意味なものを映し出している場面が相当数ある。人物を半分しか捕らえていなかったり、背中だけを映し出したり、ズームとアウトが一定して無かったりと長回しの良い部分がまったく生かされていない。

「七死拳」が「五獣拳」に敗れるクライマックスでは、陰の真犯人が少林寺内で起きた過去の制裁と謎を解き明かしながら再び真犯人が「五獣拳」に挑むのだが、その強さは「七死拳」の存在を無意味にするほどに強力で、イーロンが劣勢状態に追い込まれる。しかし、教本の精霊達に助けられながら真犯人を倒すそのやり方はかなり卑怯である。
数人の者にしか姿を見ることができない設定である精霊達が真犯人を取り押さえてイーロンがボコボコに殴るのはちょっといただけない。

ジャッキー・チェン自身がお気に入りではない作品という意味ではなんとなく分かるような気がする異色のカンフー映画であった。
劇中に流れる「チャイナ・ガール」という挿入歌がある。「少林寺木人拳」の「ミラクル・ガイ」同様、ファンの間では人気のある歌なのだが、残念な事にDVD版では入っていない。メーカー側はもっと慎重にDVD化をして欲しいと切に願う。

ブログランキング
記事が良ければポチっと応援よろしくお願いします!
[ 2008/04/23 14:18 ] カ行の映画 | TB(0) | CM(24)

蛇鶴八拳 

最初から強いジャッキー・チェンも魅力 ・・・ 60点(100点満点中)

原題:蛇鶴八歩 製作年:1978年 製作国:香港
監督:陳誌華(チェン・チーホワ)
成龍(ジャッキー・チェン)  【徐英風】
苗可秀(ノラ・ミャオ) 【タンピンエル】
金剛(カム・カン) 【チェンティ】
金正蘭(キム・チンラン)








ロー・ウェイの製作方針に反発していたジャッキー・チェンがスタッフを集めて本当にやりたかった事を詰め込んで作り上げたため、ある意味ジャッキー・チェンの製作の原点である作品。
ジャッキー・チェンの日本公開されたカンフー映画として最後の作品であり、この後は「プロジェクトA」「ポリスストーリー」などの現代劇のスタイルに移っていくのである。
オリジナル主題歌として「デンジェラス・アイズ」が劇中で流れるが、配給元の東映が発売した初期のビデオソフト又はTV放送でしか聴く事ができず、東映が権利を失ってからは挿入歌は入っていない

少林寺に十年ごとに少林寺八派の師範たちが集まり、天下の平和を維持する目的でそれぞれの磨きあげた功夫技の長所を融合した究極の拳法「蛇鶴八歩」が生み出された。
しかし、8人の高僧達は突然失踪し蛇鶴八歩の教本が行方不明になってしまう。
ある日、飲食店のトラブルに巻き込まれた徐英風(ジャッキー・チェン)はトラブルの最中に懐から蛇鶴八歩の教本を落とし、その教本を欲しがる者達から追われる身となるが…。


ジャッキー・チェンのカンフー映画が日本で評価され受け入れられた理由は、弱き青年主人公が過酷な修行によって強くなっていく課程や真面目で堅いだけのカンフー映画ではなく笑いを取り入れた事が観客を笑わせ魅了していった。
言わばモンキーシリーズと呼ばれる一連の作品には共通項として笑いと修行が劇中に必ず盛り込まれていた。
しかし、本作品はクライマックスまでジャッキー・チェンが普通に強いのである。主人公の徐英風が「蛇鶴八拳」の伝承者として強いのだから修行場面も当然ながら無い、内容もシリアス路線で攻めているのでコミカルな場面はほとんど取り入られていない。
ジャッキー・チェン自身が本当に作りたかった作品であるにしても、これまでの必須項目を削って製作した事は賭けに出たという事でもある。
観客を楽しませてきた人気の必須項目を削ったのだから、作品に対しての評価も自ずと分かれるのは当たり前のことであって、私個人としては概ね斬新なジャッキー・チェンのカンフー映画として捉えている。

蛇鶴八拳の教本と伝承者である徐英風を巡って次々と現れる刺客達と蛇鶴八拳を生み出し失踪した高僧達の行方と真相を隠しながら物語が進展していくのだが、飛虎党のようにただ単純に教本欲しさの者もいれば、ノラ・ミャオ演じる四川唐門の女党首タンピンエルのように高僧の一人である父親の失踪の真相を解き明かそうとする者もいるなど、各派による教本争奪戦がなかなか面白い。
その中でも異色を放つのが、飛虎党の首領の娘であるヒュアンジュであり、季節感無視の汚いロシア帽らしき物を被って乞食として徐英風に近づき教本を奪おうとするが、クライマックスでカム・カン演じる黒竜党のチェンティに頭突き3発であの世に送られてしまう悲しき女性だ。
また、教本争奪戦の中で生まれる徐英風に想いを寄せるヒュアンジュとタンピンエルの微妙な女心を表す女の戦いが織り交ぜているなど劇中に華を添えているのもなかなか楽しませてくれる。

教本を得るならと色仕掛けで責めたり、ヒュアンジュの最後のように血だらけの姿を描写するなど、これまでの子供から大人まで楽しめる作風ではなく大人向きな作りになっているもの大きな特徴である。
クライマックスで徐英風とチェンティの一騎打ちになるが、途中で3人の殺し屋を仕向けたり、鎖の付いたナイフで応戦するなど、勝利への狡賢さが加わっているのは面白く感じた。
残念なのは、本作品のポイントである蛇鶴八拳の極意というか真髄がまったく解らなかったということである。
各流派の拳法の長所を集め、蛇と鶴の形に似ているため付けられたと想像は付くが、説明的な台詞を残しつつも僅かな場面でしか見ることが出来ずに終わってしまうのは最後まで蛇鶴八拳で引っ張ったわりには特に見せ場も無く印象が薄い。

これまでのようにコミカル重視ではなく、クールでかっこ良い主人公を設定し、美女で華を添えるなどをして大人向きのカンフー映画に挑戦したことには素直に好感が持てる。
しかし、ジャッキー・チェンにはやはり修行によって成長していく過程やコミカルで明るい作風の方が似合っているとあらためて思った事も事実である。

ブログランキング
記事が良ければポチっと応援よろしくお願いします!
[ 2008/04/07 13:21 ] サ行の映画 | TB(0) | CM(1)

映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険! 

TV版では味わえない楽しさが一杯


icon
icon
映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!
icon
監督:長峯達也
三瓶由布子 【夢原のぞみ】
竹内順子 【夏木りん】
伊瀬茉莉也 【春日野うらら】
永野愛 【秋元こまち】
前田愛 【水無月かれん】
草尾毅 【ココ】
入野自由 【ナッツ】
仙台エリ 【ミルク】
たくや(ザ・たっち) 【ミギリン】
かずや(ザ・たっち) 【ヒダリン】





東映アニメーションが制作する「プリキュア」シリーズ第四作目にあたる「Yes! プリキュア5」は女の子達に絶大なる人気を誇り、TV視聴率はもちろんのこと、グッズまでも売り上げが上位にランクされるほど圧倒的な支持を得ているアニメだ。
現在も第五作目となる「Yes! プリキュア5 Go Go!」へと進化を遂げており、女の子向けのアニメとして不動の地位を築き始めている。

TVアニメが映画化されると大抵はTVアニメの延長上に製作されたような仕上がりになるのだが、本作品の「映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」は、様々な工夫が垣間見れ、TVアニメとは一線を化している。
まず、劇場用に配られた「ミラクルライト」なるアイテムでプリキュアたちを応援できる参加型を取り入れている事が斬新であり、敵対するナイトメアを相手するのではなくオリジナルの敵キャラクターを採用しているのも良い。
また、ダークプリキュアなる敵の面々もコピーとはいえ、声優陣が新たに起用されているなど意外と豪華だ。

スペシャルゲストとして子供達からも人気のある「ザ・たっち」のたくやとかずやが可愛らしいキャラクターに扮してもちネタを披露するなど小技が効いてなかなか楽しめた。
子供はもちろん大人も楽しめるので、ぜひ親子で鑑賞したい作品である。

応援アイテムである「ミラクルライト」がDVDとセットであれば文句なしなのだが、残念なことに付属はされていない。

ブログランキング
記事が良ければポチっと応援よろしくお願いします!
[ 2008/04/05 01:00 ] コラム | TB(0) | CM(0)